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トカゲのしっぽ切り

 昨日、守屋前国防省事務次官の収賄容疑、議院証言法違反容疑の初公判が開かれ、守屋前事務次官は大筋で容疑を認めたと報道された。

 しかし、どうにも腑に落ちない。あれほど騒がれた防衛庁疑獄が、守屋被告と、贈賄側の宮崎被告だけにしぼられ、政界ルートには全く手付かずに終わらせようとしている。

 Img_0196 もともとこの事件は、秋山直紀氏(日米平和・文化交流協会)の仲介のも とに、日米の政治家、防衛産業が防衛装備受注という甘い蜜に群がった 事件である。当初秋山氏や久間元防衛相、石場防衛相らを含む一大政治疑獄に発展するという見方が強かった。マスコミももっぱらそこに焦点を当てて取り上げていた。ところが人の噂も何とかやらで、いつの間にか守屋、宮崎の二人に絞られてしまった。

 今度のゴールデンウイークには、またぞろ秋山、久間の両氏が防衛族議員と防衛産業幹部を引き連れ渡米、アメリカの国防担当者や軍需産業幹部との懇談をやるという。

 防衛省の発注が90%以上随意契約という不透明な状態で、受注企業への防衛省OBの天下りにも全く手付かずである。

 守屋、宮崎両人の裁判は、防衛装備をめぐる何兆円にも上る黒い金の動きの「しっぽ切り」だと見る見方が強い。最低でも裁判の中で政界ルートの解明が進むことえを願ってやまない。

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