安全保障というと、軍事のことだと思いがちです。しかし安全保障
は軍事だけでなく、食料やエネルギーの分野でも今や大きな問題として各国が取り組みを強化して来ています。
地球温暖化のため天候異変が地球上の各地で起こっています。その一つが旱魃や砂漠化の問題です。日本では8月の降雨量が一日で降ってしまうような土砂降り異変が各地で起こっていますが、オーストラリア、中国、アフリカなどでは逆に雨が殆ど降らず砂漠化が急速に進んでいる地域があります。
これが食糧安全保障が重視される一つの原因です。
もう一つは、食量不足やそれを見込んでの食糧の輸出規制をする国が出ていていることです。自分の国の食料の安全を確保することが最優先するのは当然です。そうなってくると食料自給率が39%しかない日本のような国は、真っ先に国民の安全が守れなくなります。
もう一つその自給率自体を危うくしていることが起こっています。それは投機などによって、燃料、肥料、飼料、その他農業や漁業用の資材が急騰していることです。今のままでは、農業も、畜産も、漁業もやればやる程赤字が出る。廃業しかないというところまで追いこまれています。
食料安保は軍事よりも何よりも優先しなければならない課題です。今のままでは危機的な状況に陥ることは目に見えています。
全国各地で、農業や漁業の危機突破集会が行われ予想を超える 大集会になっています。しかしこれは農民、漁民だけの問題ではあ
りません。
現在緊急に必要なことは、各地の大会でも決議されている「投機資金の規正」「原油、肥料などの値上がり分の政府による保障」「国際 交渉で毅然たる態度を取る」などの措置を緊急に取ることです。
間もなく臨時国会が始まりますが、選挙目当てのためでなく、本当に日本の食糧安全保障をはかる緊急措置を臨時予算で組むべきです。軍事費を減らしてもそれはやらなければなりません。国民にとって食の確保はすべてに優先するものです。
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