話す
言葉には3つの使い方(形)がある。
一つは書き言葉、二つ目は話し言葉、3つ目は手話である。書き言葉は相手がいるとは限らないが、あとの二つは、相手なしには成り立たない。
「話」すという字は、ごんべんに舌という字を書く。つまり舌を動かして自分の意中を相手に知らせるのが話し言葉である。手話の場合は舌が手に代わったと見ていいだろう。しかし、話し言葉にしろ、手話にしろ舌や手だけではない。心や意志の伝達のために、話しの勢いから、目、顔、体の表情まですべてが動員される。
こうして、人間は話し合うことで相手を理解し、自分を理解してもらう。
北朝鮮との二国間実務者協議が11日から始まった。2日目の協議は昼食を抜いて5時間ぶっ続けで行われ、その後本国との連絡を受けて、今日の未明まで話し合いは続いたという。
内容の詳細は分らないが、拉致問題再調査の進め方について日本側も加わって具体的に検証できる方法を作ることと、燃料支援の解除が焦点であったらしい。行動に対し行動で応えるという原則で話しが進められているようだ。
双方の代表は合意に達することを強く望む記者会見をしている。お互いが誠意を持ってとことん話し合う。そこで誠意のないものは必ず矛盾があらわ になり崩れる。そこでまた話しを進める。
国の利益のために最後まで一致しないことも当然出てくるだろう。そこは合意できる内容を探りあい、歩み寄ることである。
まだ最終結果は分らないが、これ程双方が突っ込んだ話しをしたのは始めてである。他の4カ国もその成果を望んでいる。平和外交の一歩が確実に踏み出されることを願ってやまない。
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