汚染米を給食に使うとは

Img_0339  三笠フーズが農薬等に汚染された輸入米を、菓子や焼酎の原料として卸していたことが大問題になっていましたが、今度は、その同じ米が医療・福祉などの施設の給食用として卸されていたことが明らかになりました。

 医療・福祉などの施設に給食を提供している日清医療食品が購入していたもち米に、事故米が混入していたことが判明したものです。704キロが既に大坂、京都、滋賀、和歌山、奈良の119の病院や福祉施設に納入されていました。 

 自分で食べるものを選ぶことが出来ない、病人や高齢者などの弱者を標的としたこのような犯行、考えることも出来ない事です。

 大坂では、府内の病院、高齢者施設で既に赤飯やおこわに使われた可能性があります。

 米は日本産だけで十分にまかなうことが出来るはずです。工業製品の輸出の身代わりに、国内産で十分足りる米を輸入すること自体が間違っているのです。

 輸入米の使い道だけでなく、米の輸入そのものを考え直す時です。

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今度は毒入り饅頭、毒入り焼酎

 時代劇では菓子に毒をもったり、お酒に毒を入れたりする場面がよく出てきます。でもこれは、現在の話です。

   毒入り餃子で有名になったメタミドボスが入っていたり、有毒なカビがはえた輸入米が、餅菓子やせんべい、焼酎の原料として売却されていたことが分り、大問題になっています。Img_0310

 日本では米あまり状態だということで、政府は農家に減反を無理やり押し付けてきました。それなのに外国から米を輸入している。全く変な話です。

 これは世界貿易機構(WTO)で、日本の大企業が工業製品を大量に輸出するのを認める代わりに、米の輸入を義務付けられているのです。国民が必要としない外米が大企業の儲けの身代わりに買わされている。代金は国民の税金です。

 その外米、農薬で汚染されていたり、輸送や貯蔵でカビの生えたものが多く、これらは糊などの工業用にしか使えません。ところがこの外米の1/4を扱っている三笠フーズ、社長は「事故米を食用に転売したら思ったより儲かったので、やめられなかった」と話しているといいます。毒だと分っていて食料用に卸す。こんなひどい商業道徳が何時から日本に入り込んできたのでしょう。怖くて饅頭も食べられません。

 ともかく政府は食料衛生法の徹底を図るべきです。食べる物も安心して食べられない国なんてあるでしょうか。同時にこの問題は、大企業の儲け優先の歪んだ輸出入行政が生み出したものでであることも見逃がせません。農家も食品業者も国民全体が被害者です。 

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「命は宝」大運動を呼びかける

 ”命(いぬち)どう 宝”という言葉が沖縄にある。いつの時代からある言葉かは知らないが、第2次大戦で唯一地上戦を経験した沖縄ならではの言葉であろう。

 「人を殺したくなった」などと無差別殺人に走る若者、親子が殺しあう地獄図のような殺人、ホームレスの人を虫でも殺すように殺害する事件、毎年3Img_0263 万人を超える自殺。人の命がこれ程軽く奪われる時代は平時では未だかってなかったのではないか。

 日本国憲法は、あらゆるところで命の尊厳を重んじ、命を傷つけるあらゆ る行為を禁じている。
 戦争の放棄は、最大の命の尊重であり、13条の生命、自由、幸福追求の権利、14条の差別の禁止、25条の最低限度の生活を営む権利、26条の平等に教育を受ける権利、27条の働く権利等々何処を読んでも国民の命を何よりも大切にしているのが憲法である。

 この憲法が正しく行われておらず、無視されていることにこそ、命 を軽く見る殺人多発の最大の原因がある。国の根本法の無視は、法治国家の大本を揺るがし、差別や生活苦、疎外感や閉じこもりを生み、人の命を大したものと考えない風潮さえ生みだしている。

 「命を大切にしよう」などという抽象的な言葉は聞き飽きた。今こそ、その根本をすべて定めている憲法を国全体で守らせることが、国を正す唯一の道である。人間が本当に大事にされる世の中を取り戻す大運動、憲法完全実施の大運動を提唱する。どんな小さなことも見逃さず、そこから運動を始めようではないか。

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後期高齢者保険料 北区は7月に納付書

 後期高齢者医療の保険料の年金からの天引きが今日から全国で一斉に始まりました。ところが北区など31自治体は準備が遅れ、年金からの天002_3 引きは10月からになります。

 ではそれまでの保険料はどうするのか、区役所に問い合わせました。7月に納付書を送り、4,5,6月分は自分で銀行や区役所の窓口で払いこむ。7,8,9月分は10月の年金から天引きするということです。

 「3か月分も一緒に引かれたら大変だ」と言ったら、「申し訳ありません」。
「こんなひどい制度止めて元に戻してもらいたい」と言ったら「そうですね。でも国が決めてしまったので」とたじたじ。

 巣鴨地蔵通り年寄りの怒りでいっぱい

 昨日の巣鴨地蔵通り商店街、野党4党がそろって「後期高齢者医療制度の廃止」を訴えました。商店街はもちろん歩道橋まで人で一杯。各党の幹事長,書記局長が「こんなひどい制度は絶対廃止を」と熱をおびた訴え。

 道行くお年寄りからは、「頼むから何とかしてくれよ」「年寄りは医者にかかっちゃいけない、長生きしちゃいけないと言われているような気がする。社会に迷惑かけないように一生懸命生きてきたのに」「そんなに年寄りが003_2 邪魔ですか」「医療が受けられないということは命を大切にしないということだ」など怒りの声がいっぱいでした。

 憲法は如何なる意味でも人を差別してはならないと定めています。年寄りを差別し、十分な医療が受けられないようにするこんな制度廃止以外にありません。国会と手を携え地域からも廃止の運動を強めていきましょう。

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5輪聖火への妨害に抗議

005   「暴力反対!」と暴力ふるうパリ暴徒

  ダライ・ラマ十四世も声明

 ロンドン、パリでオリンピック聖火リレーに対する暴力的な抗議行動によって、リレーが中断するなどの不祥事が起こっています。まことに遺憾なことです。

 この事態を心配したチベット仏教の指導者ダライ・ラマ十四世(インドに亡命中)は声明を出しました。声明は、

「北京五輪開催を当初から支持してきたし、この態度はいまも変わらない。」「チベット人はいかなるオリンピック妨害もすべきでない」と呼びかけています。また、「五輪開催は中国人の大きな誇りだ」と述べ、「チベット人の自由と諸権利を目指すたたかいは正当な権利だが、チベット人は非暴力を実践し、状況がいかに深刻であろうとこの道からそれてはならない」と訴えました。

 オリンピック聖火は、平和と友好、調和という五輪の精神を象徴するものです。それを暴力で破壊しようとするいかなる行動にも私たちは組しません。チベット問題への抗議があるならそれはそれとして、声明なり、抗議行動なりを行うべきです。聖火に対する暴力は平和と友好のスポーツ祭典の精神とは全く逆な行動です。

 ロンドンやパリで起こった暴行は、もちろん極一部の過激派の行動だと思います。マスコミが、これが市民の意思であるかのような誤解を与える報道をするのはよくないのではないでしょうか。

 中国訪問中のニュージーランドの首相が、これを機会に「チベットは中国の一部である」「暴力、暴動を深く憂慮する」「ダライ・ラマ十四世が、暴力とチベット独立に強く反対し、北京オリンピック開催に賛成している」この三点で中国とダライ・ラマ14世の対話の道が開かれることを希望すると述べたと報道されています。

 私たちも賛成です。暴力でのオリンピック妨害には厳しく抗議します。

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結核の感染・発病にご注意 !

 戦後結核が大流行しました。食糧不足の中、栄養失調で体力が衰え発病し易くなっていたのです。しかしそれはもう昔のことと思っていたら、最近また結核の感染、発病が急激に増えています。

 いま毎年結核と診断された人が3万人近く、最も多い年代は60~79歳ですが、20~39歳の若者も17%を占めています。そしてこの層は結核菌に初めて感染する人が多く、抵抗力もないため発病する率も大きく、知らずにほっておくと重症化する危険があります。

 では、どんな所で感染してるのか。あるターミナル駅近くの患者を保健所が調べたところ、狭い空間で寝泊りするネットカフェが感染源であることが分かりました。近くのファーストフード店でも患者が見つかりました。ネットカフェの経営者やその家族からも患者が見つかっています。

 結核予防会結核研究所の大角弘主任は「不特定の若者と結核発病のハイリスク集団である都市部の貧困層が長時間、同じ空間に居続ける場。このような場所はこれまであまりなかったのではないか」と指摘しているそうです。

 結核は空気中の結核菌を吸い込んで感染する病気です。吸い込んでも殆どは体外に排出され、必ずしも感染するとは限りません。感染しても一生発病しない人も居ます。ただ栄養状態が悪かったり、体力が落ちていたりすると発病しやすいのです。特に濃厚な菌がある場所での感染は危険です。

 長いこと咳が止まらなかったり、痰がでる、微熱が続くという人は早く検診を受けましょう。感染症予防法で医療費の補助が出ますので、本人負担は5%です。発病しても早期であれば半年くらい薬を服用すれば治ります。重症化すると命にもかかわる病気です。ご注意を!

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ゲーム脳と 殺人事件

 Img_0150 またしても通り魔による殺傷事件が発生した。しかも殺人犯として手配中の人物、本人から警察に挑発する電話が入り警備体制をしていた最中に多数の死傷者を出してしまった。まことに残念の極みである。
 警察の警備体制に問題があったのではないかという指摘も出されているが、警察の警備は先ず市民の安全を第一に考えてもらいたい。今度の事件の場合もその点に中心をおいた解明が必要だ。

 今度の犯人は、家に閉じこもりがちでゲームに熱中していたと聞く。閉じこもりやゲームが即犯罪に結びつくというわけではないが、閉じこもり、ゲームだけに浸りきっているうちに、頭の中で現実とゲームとの境が分からなくなる現象はたくさん出ている(脳の研究でもゲーム脳という言葉まででてきた)。まして人殺しや戦争といった殺伐としたゲームが多く、殺した人間がまた生き返ってきたりするものもよくある。

 「人を殺したい」と思ったと今度の犯人も言っている。殺人もゲームも頭の中で混然一体となってしまっているのではないか。ゲームそのものも問題だし、それに熱中する子どもや若者がものすごい勢いで増えていることを考えると本当に恐ろしいことである。

 子どもたちが元気に遊び喜んで学べる環境づくり、若者が差別されず働ける社会作りが、このような犯罪をなくしていく取り組みの底辺になるのではないだろうか。

 犠牲者の方々のご冥福を祈り、罪を憎みながら、一方で社会や学校の片隅でもみくしゃにされている若者や子どものことを思う。

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延命治療を減らせ

Img_0148  後期高齢者医療制度の本音

 4月1日から始まる後期高齢者医療制度について、これを作った厚労省の担当者が解説書を出していることが分かりました。
 解説書によると「後期高齢者の場合は、高額な医療費を使っても亡くなられる事例が多い」「それを抑制する仕組み」とし、この制度で終末期医療を抑え込むことが出来ると説明しています。

 解説書は『後期高齢者の医療の確保に関する法律の解説』(法研)。編著者は高齢者医療制度施行準備室長補佐の土佐和男。

 4月から75歳以上だけ別立ての医療制度にした解説で、「後期高齢者が亡くなりそうになり、家族が1時間でも1分でも生かしてほしいと要望して、いろいろな治療がされる。」それがかさむと高額な医療費になる、これが医療費膨張の原因だと決め付けています。
 「家族の感情から発生した医療費」を「抑制する仕組みを検討するのが終末期医療の評価」とし、この制度の意図が「延命治療」の制限にあると力説しています。

 制度を作った本人がそう言っているのだから間違えありません。「どうせ死ぬものは早く死なせろ」というのがこの制度の本音です。これは憲法13条、「個人の生命、自由、幸福追求の権利」の明らかな侵害です。かつてある政治家が「枯れ木に水をやる様なもの」といったことが、いよいよ制度となって国民に襲い掛かったのです。

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毒入り餃子に思う

  •  どの新聞もテレビも毒入り餃子のニュースでいっぱいだ。昨日の国会でも福田首相は輸入の際の検疫体制の確立を強調していた。その中に「日本は食糧の多くを輸入でまかなっているのだから水際作戦が大事」という意味の言葉があった。確かに検疫の強化は必要である。

 せんだってこのブログで「その土地の人間はその土地で取れたものを食べているのが一番健康によい」という昇幹夫先生の話を紹介した。その点から言うと、私たちが食べている食物の60%が輸入品。土地で生まれた人間が違う土地で生まれた食べものを食べて生きている。日本人が無国籍的になっているのはその為かも。

  •  日本には、荒れ放題にあれた農地が広がってる。でもまだ減反政策は続いている。いや、減反を言わなくても時給256円にしかならない米作り、農家の仕事に就くものは自然減少していかざるを得ない。こんなことでいいのだろうか。世界はいま食料危機の時代を迎えている。

 検疫体制の強化もさることながら、食料自給率を高める長期的な計画に早く取り組まないと大変なことになる。マスコミも目の前のニュースだけ追うのでなく大きなスパンで日本を考えて欲しい。輸出入だけに頼る経済も先が見えてきている。

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川柳六首ー教育再生会議

 1月31日政府の教育再生会議が最終報告を出しました。そこで川柳六首

・ 道徳の教科(強化)は先ずは大人から(子ども一同)

・ 日本語が出来ないおいらに英語とは(1年生)

・ 報告出した大人こそ再生不能です(子ども)

・ 時間数増えて出るのは欠伸だけ(落ちこぼれ)

・ 「君が代」は押し付けるより獲るものだ(スポーツファン)

・ この国は愛国心も「偽」臭い(国民)

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『笑い学会』なんて知ってる?

 昨日ほくと医療生協滝野川支部の新春の集いに出ていい講演を聞いた。前にもこのブログで紹介した笑いが健康に効くという話だ。

 講演は『食べもの文化』編集長の安藤節子さん。NHKで放送された筑波大名誉教授の村上和夫先生の実験。日本医大リューマチ科 吉野槙一教授の実験。ご自分が編集された『笑いと食と健康と』 昇 幹夫(日本笑い学界副会長)著の「穀菜人」についての話である。

 先ずは笑いで血糖値が下がった話。筑波大の村上先生が実験した。

 糖尿病の患者に500Kcalのすしを食べさせ、40分間糖尿病の講義を聴く。2時間後の血糖値は平均123mg/dl

 翌日同じ患者に500Kcaのすしを食べさせ、40分漫才の熱演を聞く。2時間後同じく血糖値を計ったら平均77mg/dl。笑いってすごいもんでしょう。

 お次はリューマチには落語がキクゾーという話

26人の女性リューマチ患者に林家木久蔵師匠の落語を1時間聞いてもらった。血液中の炎症を示す物質「インターロイキン6」が26人中22人が顕著に下がった。大笑いをする事はすごい効果があることが分かった。吉野槙一教授の実験。

 次はナチュラル・キラー細胞を元気にする話だ

・先ず同じ栄養のものを食べても、一人で食べるのと人と一緒に食べるのとでは、体が摂取する栄養は全く違う。人と楽しく語らいながらの食事。そして歌う。そして細胞は元気になる。

・食い改めて"穀菜人”になること。フードは風土、その土地に住んでいるものはその土地で出来たものを食べるのが一番体に合っている。それが体をよくし、人をよくする。先ず自国で取れた穀物、野菜を食べましょう。

・笑う、泣く(涙の中にストレスホルモンを排泄する)、お化粧する(自分がきれいになったという気持ちが免疫力をアップ)、人に話を聞いてもらう。シクシク泣いて4X9=36、ハッハッと笑って8X8=64 あわせて100まで生きましょう。この話詳しくは芽ばえ社発行『笑いと食と健康と』をお読みください。

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大学入試センター試験

 センター試験が昨日、今日と行われている。ちょうど60年前私も大学入試で今日あたり駒場のキャンパスにいたのが、何か痛いような思いで帰って来る。この寒さの中、受験生の皆さんのことを思うと自分のことのような気持ちになる。

 私の場合は戦後食料のない時で、公務員をやっていた父の収入では食べていけず、私は担ぎ屋(近郊の農家に行ってサツマイモ等を仕入れ売って歩く商売)をやりながらの受験勉強だった。

 焼けトタンのほったて小屋で、小さなあんかで暖をとりながら夜通し勉強し、朝の一番電車で買出しにいく。そんな今では考えられない浪人の受験勉強だった。20キロほどの芋の重さが今も肩に食い込んできたのを忘れない。

 そんな受験で大学には入ったものの、また学費のためにアルバイト。ついに結核に倒れ10年の闘病生活となってしまった。石川啄木が命を奪われたのと同じ腹膜炎、水がたまってパンパンになった腹をさすりながら、何時死ぬのかと天井を見たままで寝ていた。安静度1という横も向けない状態だった。

 幸いストレプトマイシンという新薬が出来、一命を取り留めたが、まだ闇で買うしかなく薬代のために一家の暮らしは極貧に陥ってしまった。そのため過労で母も倒れた。

 平和な今も受験はやはり大変だと思う。しかし、命をちじめながらやった戦中、戦後のようなことは、いまの人には二度とやらせたくない。戦争は絶対駄目だ。

 そんな受験だったが、シーズンがやってくると不思議にその頃を思い出す。知人の息子さんが二人今日も試験場に行っている。皆さんの健闘を心から祈りたい。

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パンデミック(新型インフルエンザの爆発的な流行)の危機

 NHKは昨日、一昨日と二日連続でパンデミックの危機の特集を放映した。WHO(世界保健機構)の見方は可能性でなく時間の問題だと言っている。

 鳥インフルエンザの鳥から人への感染はすでに世界各地で起こっている。インドネシヤでは人から人への感染がすでに起こった。ただこれは完全な人インフルエンザへの変異まではいっていないものだったが、人型に近づいているという。

 人インフルエンザのH1Aソ連型と鳥インフルエンザが合体した場合H5N1に変異し、世界的な大流行になると考えられている。WHOの予測では世界で1億人以上の死者がでるだろうとのことだ。世界でこのウィールスへの抗体を持っている人は誰もいない。日本でも相当の死者が見込まれている。ともかく感染者の50%の死亡率が想定されているのだ。

 どうしたらいいのか。アメリカではすでにバイオテロ以上の脅威として国家としての対策に乗り出しているそうだ。いざという時の訓練から、抗ウィールス剤の蓄え、ワクチン製造の段取り等大掛かりな取り組みが行われている。日本では品川区が対策会議を立ち上げ、流行を想定しての訓練を行った様子が放映された。困難な問題が次々出てきていた。ともかく社会的な機能も麻痺する状態になるという。

 新型インフルエンザのワクチンはそのウィールスが現れてからでなくては製造できない。また、製造を開始してから出来るまでに半年かかるという。すべての準備をしたとしてもかなりの犠牲者はでる。アメリカでは誰から先に抗ウィールス剤やワクチンを使うかの検討まで進んでいる。

 私も新インフルエンザについてはある程度知っていた。しかし今度のNHKの特集を見て驚いた。これは正に緊急の課題である。医者や病院だけの問題ではない。政府や社会のすべての機関の力を総合して対応しても手におえない程の問題である。ともかくすぐに対策本部を立ち上げ、始動しなければならない。

 与党も野党も力を合わせ全力を挙げてやって欲しい。

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教員の精神疾患休職最多

 文科省の調べで、06年うつ病などの精神疾患で休職した公立学校の教員が4675人にのぼることが分かった。これは10年前の3倍である。年々増え続けている。

 何故こんなことになっているのか。学校の現場を見てみよう。

 まずこの10年で、先生たちの業務がものすごく増えている。いろいろな雑務もあるが、一番大変なのは、毎日の授業案をづくり、下書きしたものをパソコンで打って校長に提出する。これを校長が点検し、修正したものをまた提出。もちろん授業案作りには教材研究や授業方法の検討が必要だ。一人ひとりの子どもの状態も勘案しなければならない。毎日の5~6時間分のこうした作業のため、先生は残業手当の出ない残業を夜遅くまでやっている。昔は手書きのものを一度出すだけですんだ。授業の後の評価もそれにしたがって多岐にわたる。

 次に大変なのは、先生たち一人ひとりが競争させられていることだ。今は勤務評定で給料にも差がつく。ベテランの先生も他の先生の世話を見ているどころではない。助け合って学校づくりをすべき先生達が、一人ひとり孤立し競争させられている。これも大きなストレスだ。

 もぅと大変なのは、わがままな親たちの要求である。うちの子にはこうして欲しいと要求が次々来る。それに応えないとたちまち教育委員会に直訴される。そんな事で新卒の先生が数ヶ月で辞めていくケースも後を絶たない。本来なら校長がうまく手を打つところだが、最近はそれだけの力のある校長が少ない。子どもはかわいいが、親に苛められて鬱になる先生がおおい。

 いま特別支援学級に入ってくる児童が急増している。その殆どが情緒障害で、授業中に騒ぎを起こす児童だ。子どもの育ちに今異変が起きている。

 こんなもろもろの困難のなかで、先生方が精神障害に陥っているのである。しかしこれは先生方だけの問題ではない。つまりは子どもたちが同じ状態に置かれていることである。国際学力調査で常に1~2位をしめるフィンランドの教育が非常に自由なのと対象的である。また授業時数が増える。日本の教育の将来が心配だ。

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国民が政治動かす時代

  首相が薬害肝炎被害者の一律救済を議員立法のかたちで行うことを表明した。大きな一歩前進である。

テレビに映し出される原告たちの悲痛な叫びと、それを後押しする国民の世論が、ついに政府を動かした。インド洋からの海上自衛隊の撤退は、史上初めて国民が軍を撤退させた快挙だったが、それに続く人権擁護の快挙である。こうやって憲法を現実生活の中に生かしていくことが大切だ。

 ただ首相に面談した弁護団が言っているように「一律救済」をどう理解しているのかなど、内容はまだ不透明。弁護団は「総理自ら原告に会い説明すべきだ」と面談を求めた。解決を議会に丸投げするのでなく政府としての責任を明らかにすべきである。

 ともかく事態は一歩前進した。今年中の全面解決を強く望む。

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”全員救って”涙の訴え

 薬害肝炎訴訟和解で、政府が薬の投与時期によって補償に差をつける回答をしたことを原告が拒否、あくまでウィールスに汚染された薬を承認した国が、被害者全員に一律の補償を行うことを要求しました。

 C型肝炎、肝硬変という重い症状を抱えながら、原告が政府の回答を拒否したのには、訳があります。一つは自分達だけでなく、すべての被害者を差別なく一律に救済してほしいということ。二つ目は二度とこのような薬害を起こさないためです。

 厚生省は、フィブリノゲンの薬害が分かってからも、使用許可を取り消さず多くの被害者が出ました。、また被害者の名簿があるにもかかわらず放置してきたのです。政府は薬には必ず副作用があるなどと言っていますが、これは単なる副作用ではありません。薬がC型肝炎ウイールスに汚染されていたのです。その上出産などの際に本人の許諾もなく注射された人が殆どです。

 原告の人々は自分たちの補償が減っても全員一律にと涙ながらに訴えています。病身の命を削りながらの闘いです。福田首相は面会も拒絶していますが、一刻も早く全員一律の救済ができるよう政府の決断を強く求めるものです。こうした薬害を二度と起こさないためにも。

福田首相、枡添厚労相は憲法13条、25条をもう一度、いや何回でも熟読玩味してもらいたい。

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薬害肝炎和解案の怪

 昨日のニュースで、薬害肝炎の原告たちが自分自身重い病気を抱えながら、「個人の問題ではありません。薬害肝炎で苦しんでいるすべての人を救って欲しい」と涙ながらに訴える姿を見たと思います。

 それにしてもこの和解案の出し方、どう考えてもおかしい。司法、行政、国会は三権分立でそれぞれ独立したものです。それなのに大阪高裁は、一律救済が望ましいが政府は一律救済に応じないだろうといって、あの和解案を出した。これじゃあ裁判所は行政の下請けじゃあありませんか。原告が拒否したのは当然です。

 ことは明日の命がかかった問題です。政府が最後の一人まで救済する決断を早く下すよう切に願うものです。

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命と地球は待ったなし

 暮れも押し詰まってきているというのに、大きな問題が山積している。今日はその中から3つの緊急な問題を取り上げたい。

第一は薬害肝炎問題 大阪高裁の和解勧告を13日に控え、原告団が福田総理に面会を求めたが、総理は会わなかった。政府は救済を原告団と、これから訴訟を起こす人に差をつける意向を大阪高裁に伝えているもよう。原告団はあくまで全員救済を求め、そのような和解案が出た場合は拒否するとしている。

 原告団代表の桑田智子さんは「何と冷たい内閣。命の問題は待ったなしです」と訴えている。

第二は地球温暖化の問題 インドネシアのバリ島で開かれている国連の気候変動枠組条約第13回締約国会議。京都議定書以降の温暖化対策の枠組み草案が明らかになった。作業グループによるもので、「疑いようの無い科学的な証拠から、先進国は温室効果ガスを2020年までに1990年比で25~40%削減し、2050年には2000年の半分以下とする」と明記している。地球が待ったなしのところまで来ていると言うことだ。

 ところがアメリカはこれに反対、日本も事実上これに同調している。地球が悲鳴を上げているのに何と言うことか!

第三は、消費税を「社会保障税に」という自民党の方針だ。9日のフジテレビ番組で自民党税調会長の津島雄二氏が09年度以降の税制改革についてその方針を明らかにした。

 これは大変なことだ。憲法で政府に義務付けられた社会保障の向上の責任を全部国民におっかぶせて、社会保障を維持しようと思うなら消費税の値上げしかないぞ!と責任を全部国民になすりつけようという魂胆見え見えである。

 これも待ったなし。予算編成は近い。自分の命を削って自分の命を支えろとは何事か!削るべきところは他にいくらでもある筈だ。

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「個人」として尊重されていますか

 あなたは個人として尊重されていますか?

 こう聞かれたら、あなたは何と答えますか。学校で、会社で、商売で、病院で、家庭で、さあどうでしょうか。

 憲法第13条は、「すべて国民は、個人として尊重される。」と書いています。この条項は極めて重い内容を持っています。人間一般としての人権だけでなく、個人々々、つまり一人ひとり違った個性を持ち、違った状況におかれている人として、大事にされるという事です。それが国の根本法である憲法の規定なのです。

 つまり憲法13条は私たち一人ひとりを大事にし、守ってくれている条文なのです。

 条文の続きを読みましょう。

「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他国政の上で、最大の尊重を必要とする」

 読んだら誰でも分かります。今の国政はこの国民の権利を守っていません。それどころか、その権利を次々と奪っていっています。医療でも、賃金でも、商売でも、教育でも、福祉でも。

 だから、政府やそれを支える政党はこの憲法が邪魔なのです。憲法は国民の義務を決めた法律ではなく、国民を権力から守るために、権力者が守る義務を課した法律なのです。

 困ったことがあったら、憲法13条を思い出して力にしていきましょう。仲間と相談しながら。

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糖尿病に笑いが効く

 暗いニュースばかり多い今日この頃、今日は笑う門には福来るのニュース。 

 糖尿病の合併症である腎症への進行を笑いが抑えるという事が分かったそうだ。国際バイオ研究所の研究チームが発表した。

 チームは吉本興業の協力を得て、健常者16人、腎症の無い糖尿病患者12人、腎症の糖尿病患者11人に、「ザ・ぽんち」の漫才を40分間見てもらい、前後で血液検査を行った。

 糖尿病患者は、血中のプロレニンの濃度が高くなることが知られている。これが腎臓にある受容体と結合すると腎炎が発症する。

 試験の結果、お笑いの前後のプロレニンの値は、

腎症のない糖尿病患者 93.4ナノグラムから60.4ナノグラムへと激減

腎症患者も 199.6ナノグラムから166.7ナノグラムへと減少する傾向が見られた。(いずれも平均値。ちなみに健常者の数値をあげると32.5ナノグラム

 政府は医療費の抑制をねらって、来年4月から後期高齢者医療制度を発足させる。高齢者がなるべく医者にかからないようにする仕組みだ。しかしこんな高齢者いじめ、ますます病に苦しむ人が増えることになるのでは。

 ほんとに『どぎゃんせんとあかん』。世の中に笑いが戻ることそ何よりの健康法なのだ。「憲法25条は笑いに満ちた世の中を作ること」を政府の役目としていると受け取った。

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世界は食料不足時代に突入

 食糧不足時代なんて言っても、この飽食の時代にぴんと来ないかもしれませんね。でも本当に深刻な危機が人類に迫って来ているのです。

 農水省の「国際食料問題研究会」がまとめた報告書では、世界的な穀物需給の逼迫と価格上昇が進み、必要量が確保できない事態も起こりうると言っています。

 いま世界の穀物在庫は必要量の15%です。国連食料農業機関が定める安全在庫水準17~18%を下回っています。ではこれからの見通しはどうなのか。三つの大きな問題が指摘されています。

 一つは、途上国の人口増とともに、世界人口の4割を占める中国、インドの経済成長によって肉類や脂肪の需要が大幅に増えると見越されていることです。そうなれば、畜産用の穀物需要が急速に増える、と分析しています。

 第二点は、アメリカがバイオ燃料用にトウモロコシを現在の3倍も使う計画をもっているなど、国と国、エネルギーと食料、工業と農業など農産物の争奪戦が強まる、と見ています。

 第三は、天候不良、干ばつの頻発化、砂漠化、地下水の枯渇が進んでいることです。

 10年後の需給見通しでは、平年作が続いても米は5割、トウモロコシ4割、小麦3割、価格が上昇すると国際機関では分析しています。そして食料の6割を輸入に頼っている日本は、食糧自給率を向上、安定させる必要があると指摘しています。

 減反どころではありません。農家の後継ぎがいなくなっていることも重大です。世界情勢をしっかりみて、国の農業、食料政策を進めないと日本が飢えに苦しむ事態にもなりかねません。。研究者、政治家、生産者の知恵と力を総結集していく時です。温暖化対策も重要です。

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子どもの うつ病

 子どもにまで うつ病が出始めた

 昨日のNHKニュースウオッチ9は、文科省のいじめ調査の報道とともに、子どものうつ病に関する北海道大学の調査の内容を報じた。

 いじめ調査で特に気になったのは、「初めにいじめに気づいたのは誰か」で、教師が30%くらいいたのに、親は15%に過ぎなかったことだ。これはうつ病についても同じだった。

 親が経済的困難で共働き、夜までの労働も多く、子どもの状態に気を配るゆとりが無いこと。そうした親に心配をかけたくないと話さない子ども。子どもの困難は親たちの生活の困窮と深くつながっている。

 北海道の調査で、中学生25人に1人がうつ病にかかっているという報告は深刻である。25人に1人と言えば一クラスに1人以上いるということだ。

 手足がよく動かないなどの症状を保健室で訴えても、原因が分からないケースが多いと言う。親が仕事で忙しく、中学生が一人で精神科を訪ねたという可哀想なケースも報告されていた。

 前から問題になっている教師のうつ病の多発とともに、子どものいじめや うつ病が何故多発するのか。文科省は対症療法的な取り組みだけでなく、抜本的な状況の把握と対策を急ぐべきである。

 子どもは未来であり、日本の希望で無ければならない。

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いじめ自殺の証拠、黒塗りで開示

  福岡県筑前市で、昨年10月中学2年の森啓祐君がいじめを苦に自殺しました。

 その真相を知りたいと、両親が証拠書類の開示を求めていましたが、13日福岡法務局はその一部を開示しました。

 しかし、その内容を見て、両親は怒りを抑えきれずにいます。

 開示された書類は441枚で、その半分は一般に公表されている新聞記事など、残り半分は殆ど黒く塗りつぶされていました。

 法務局の言い分は、開示すると業務に支障が出る恐れがあると言うものです。

 被害者こそが、一番真実を知る権利があるはず(憲法11条基本的人権の享有)。国の機関がこんな態度ではそれ自身がいじめです。いじめを無くすためにも、真相をありのまま開示すべきです。

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安全神話を壊したもの

 つい先だってまで、中国製品の安全性が盛んに取り上げられていた。ところが最近は日本の食物偽装が次々と発覚し、安全な食べ物などあるのかと思うようになった。老舗の大手企業が何十年にもわたって偽装食物を作り、堂々と上場企業としてまかり通り、自分自身信用し切って食べていた事が恐ろしい。

 食物の安全だけではない。タバコを吸っているのを注意しただけで殺されるとか、病室で暴力団と間違えられて殺される。人通りが絶えない池袋パルコ前の道に人が降ってきて通りがかった人が死ぬ。肉親の殺し合いも日常茶飯事だ。高層建築の偽装も後を絶たないし、日本の軍需品まで闇の中で取引され、国民の税金が垂れ流されている。この頃は暗いニュースばかりだ。

 昨日の朝日では「国の借金が773兆円にのぼり先進国の中でも群を抜いている」と書いていた。国も破産寸前というところだ。国民が路頭に迷う日も遠くないかもしれない。

 しかし日本はいつからこんな国になってしまったのだろう。政府は口を開けば高齢社会という。しかしそれはまだ始まったばかりだ。バブル期前から続く無駄な公共投資、アメリカ軍への世界に例を見ない思いやり予算、大企業、大資産家への税金の優遇措置など、借金をつくってきた蛇口は開けっ放しだ。インド洋の給油でも600億円も使っている。

 もしテレビの「水戸黄門」が生きていたら、民を苦しめ懐を肥やす現代の悪代官共に怒り、厳しい罰を下すにちがいない。今こそ、日本を壊し国民を苦しめる輩を退治する時である。「水戸黄門」は出て来ないのだから、国民の手でやらなければならない。

 

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個人情報保護は誰のためのものか

 汚染された血液製剤による薬害肝炎発症者の名簿が、2002年に厚生省に報告されていた事が明らかになった。実名二人、イニシャル116人を含む一覧表である。

 当時個人情報を考慮して、患者に通告しなかったという。見当違いもはなはだしい。個人情報はそもそも個人のものであり、その個人以外のものが勝手に使うことを防ぐのが個人情報保護である。

 それを厚生省の判断で封印するなど、それこそ個人情報の侵害だ。早く知らせていれば病気の進行を抑えることも出来たはずである。

 憲法第13条には

 「国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」とある。

 この情報を個人に知らせなかったことは、明らか生命と幸福を追求する権利の侵害である。おそらく知られて困ることを政府が握りつぶしている例は他にも山ほどあるのだろう。

 当時の事務方だけでなく、時の坂口厚生大臣の責任も厳しく問われなければならない。権力による情報の隠蔽は、恐怖政治の始まりである。

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よい子が何故父親を殺す

 18日京都府で16歳の次女(専門学校生)が、4~5日前に自ら買ってきた斧で父親を殺害するという悲惨な事件が起こりました。近所の人や先生の話では、真面目で明るく、成績もよい子であったといいます。

 この数年の間にも、青少年が肉親を殺すという悲惨な事件がいくつも起こっています。その殆どが普段よい子であったと聞きます。

 何故ふだん明るく成績もよかった子どもに、こんな事が起こるのでしょうか。

 私はながく教職にあった経験から考えるのですが、親や先生、他人の前でよい子、明るい子を演じている子どもほど、心の奥に暗いストレスを溜め込んでしまうことが多いのです。特に成績だけでなく態度まで採点される今の学校では、学校であったことを家に帰って気楽に話すことも出来ません。親の前でもよい子を演じる子。よい子と言われる子ほどストレスを溜めてしまうのです。そしてそれは必ずどこかにはけ口を求めます。

 こういう事件が起こると、カウンセラーをおくとか、心の教育云々ということが言われます。でも、それでは本質は少しも変わりません。子どものときから競争々々、小さい子どもに自主自立、自己責任を押し付ける今の教育の根本を変えることこそが求められているのだと思います。教育は共感の上に成り立つのです。

 教育再生会議の面々にこそ、悲惨な事実から学ぶ再教育が必要です。

 

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地に落ちた倫理

 高校の教科に倫理というのがある。辞書で意味を調べると「人倫の道」「道徳」とある。平たく言えば人が人らしく生きる道だ。

 ところが今の政治の世界ではどうやら違う意味らしい。大臣の辞任や議員の辞職が相次いでいるが、今度はよりによって「衆議院政治倫理審査会」の会長が領収書偽造で自民党を離党した。何と同じ領収書を日付を変えて5回も使っていたというから、開いた口がふさがらない。

 今の若い者は道徳心がない。学校で道徳を教えないからだと、教育基本法改正を強行したのは何処のどなたでしたか。中国の故事に「隗よりはじめよ」というのがある。何でもことを広めるには、先ず自分から始めよという事だ。国権の最高機関の倫理の腐敗、「また自民党か!」で済ます訳には行かない。世の乱れはここから始まっているのだ。

 地に落ちた倫理を元に戻すには、腐敗の根源にメスを入れなければならない。そうでなければ日本を美しい国にすることなど出来るはずがない。

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中越沖地震被災者へお見舞い

 一日も早い生活再建の支援を!

      原発への不安増大

 亡くなられた方々に心からのお悔やみを申し上げるとともに、負傷された方々、被災者の皆さんへの支援を急ぎ、一日も早く生活が再建されますよう、出来るだけのご支援をいたしたいと思います。 

 それにつけても頻発する地震は、全国どこでも何時起こるかもしれない恐怖です。特に今度の震災を見ても家屋の倒壊に対する対策を政府自治体が一丸となって進める必要があります

 もう一つ心配なのは、原発の問題です。狩羽原発で火災と少量とはいえ放射能漏れがあったことは、重大視する必要があります。能登地震の際にも断層上に原発があることの危険を訴えるコメントをいただきましたが、これが杞憂でないことが今度の地震で証明されたといっていいでしょう。もしもっと原発に近いところで起きたら、チェルノブイリのような事故も起こりかねません。

 政府は安全性が確認されるまで稼動停止を命じたそうですが、断層が何本も走る地域に原発があることそのものが危険極まりないのですこの際、原発の安全性について、専門家による徹底した検証をすることを政府に求めます。災いは福に転じなければなりません。

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